大きな絵(約150x120cm)を、急な階段の
限られた壁面(約160x135cm)へ取り付けるというご依頼を頂きました。

この階段を上がった壁面にこちらの階段をのぼる途中の突き当り、窓の下の壁面へ取り付けます(下から)  この壁面へ取付ですこちらの壁面です(上から) 
           


取り付ける絵画はこちらです。
orituke o picture

この作品はアダム・ティカティカ作「キリマンジャロの軌跡」という作品で、
アフリカ・タンザニアのティンガティンガ・アートの一つだそうです。

『ティンガティンガ・アート』 1960年代末 タンザニアで発祥した絵画スタイル
このアートは、創始者 Edward Saidi Tingatinga(1932-1972)の名前に由来しているそうです。
だれも予想していなかったでしょう。彼の活動は4年間という短い限られた期間でした。
彼の遺志とその技術は、弟子たちや村人が引き継ぎ、色鮮やかなエナメルペンキで、サバンナの豊かな自然や生きいきとした動物、人々のたくましい暮らしなどが現地ティンガティンガ芸術村(工房)で描かれています。今では アフリカを代表する現代アートと言われるまでになりました。

今回O様が購入された作品も、ビビットな彩色で描かれている絵画で、
動物たちが楽しく鳴き交わし語り合っているような、明るく、元気な雰囲気が伝わってきます。
タンザニアの山、草木、湖、河の豊かな自然の中に育まれた命の躍動感。
パワーあふれる魅力満載の作品です。


この大きな作品を、階段の途中のこの壁面に取り付ける為に、
まず壁の中の間柱の位置を確かめ、四つの脚の高さを各々調整できる特別な脚立で安全な足場を作り、
水平器のライトで絵画の傾きが無いように確認をしながら取付を行います。

通常の取付けよりも、手間がかかる分、時間も要しますが、階段を昇ったり降りたりするのが楽しくなるような雰囲気になったのではないでしょうか♪


orituke-o-after2m.jpg 

orituke o after1m絵画の下に写り込んでいるのが、水平器のピンク色のライトです 

写真では見えませんが、こちらの2階にはカラフルで、可愛い、表情豊かな、たくさんの「動物のぬいぐるみ」が所狭しと鎮座していました。
そこにこの大きな作品がドンと飾られましたので、この作品自体のパワーと魅力も凄いのですが、その周りの「どうぶつ」たちとも相まって、非常にこころが楽しく、わくわくする「パワースポット」になっておりました。

楽しい経験をさせて頂いたO様、誠に有難うございます。


【後記】
後日O様より下記の嬉しいお便りを頂きました。

『素晴らしいコメント入りの写真を載せていただいて光栄です。
私が思ってる事を言葉にしていただいた感じで嬉しかったです。
…雪山堂さんに頼んで、本当によかったです。
今でも毎日素敵だなと階段を上がりながら思ってます。

おっしゃる通りパワーがすごい絵だと思います。
この絵を購入したに日に、息子が結婚することが決まりました、と電話が来ました。
絵とは関係ないかもしれませんがうれしかったです。』

ご子息さまからのご結婚のお知らせがあったのですね。
本当におめでとうございます!

ご自身が心引寄せられる絵画を、大切に飾ることで大事な方々の幸福を引寄せたのでかもしれません。

O様、嬉しいお便りを本当に有難うございます。
ご子息様及びO様のご家族の更なる幸福を祈念しております。