鷲宮神社の絵馬の修復
2015.01.29
/
トピックス
/
修復の事例
平成27年1月25日(日)晴天日、さいたま市岩槻区の鷲宮神社の拝殿改修工事の竣工祭・落成式に伺いました。 寒い日ではありましたが、真っ青に晴れ渡った気持ちの良い、式典には最高の日和でした。
この神社の歴史は約420年前に遡る程だそうです。 今回の式典は約150年前に建てられた拝殿の改修です。
この地区では240年前ごろに盛んになった伊勢神宮を参拝する伊勢講の際に、代表として参拝した人々が行けなかった地域の人の幸せを願って絵馬を奉納したそうです。 現在、4枚の絵馬が残っています。
一枚の絵馬には「文久三年癸亥年正月三日」と記されています。 弊社はこの4枚の絵馬の木枠(額)でお手伝いをさせて頂きました。
また、4枚のうち2枚を埼玉県日本画の大家の黒澤正先生に修復をして頂きました。 残りの2枚は黒澤先生曰く「当時の相当な腕前の絵師によるものだろう」「これはこのまま手を加えずにこのままに残した方が良い。文化的・歴史的に貴重だ」、ということで敢えて修復はしませんでした。
確かにシッカリとした構図で、一つの絵巻が醸し出す「物語」が観る者に伝わってきます。
式典には弊社の雪山光恵会長も一言挨拶をさせて頂きました。 又、黒澤先生がこの絵馬の絵画的のみならず、文化的・歴史的を述べられました。
後日、埼玉新聞(平成27年1月28日7面)に記事が載りました。
額装
タグから修復の事例を探す
表装
掛軸
額装
修復・修理
お客様の額装例
ちょっと一言
思い出額装
オーダー額装
額装・表装・修復なら雪山堂
修復
修復の事例
鷲宮神社の絵馬の修復