トールペイント教室に通われているというS様。
やっと描きあげたという扇形のステキなお作品をお持ちくださいました。

いにしえの朧月夜に 優美な十二単の黒髪の後ろ姿
春の優しいそよ風にさくらの花びら舞うなか 扇子ごしに眺める朧月

その心中いかに…

Sugaougi to rupaint Oborozukiyo 1

源氏物語の第八帖 花の宴

‘照りもせず曇りもはてぬ春の夜の 朧月夜に似るものぞなき‘

(訳:照ってるわけでもなく曇ってるわけでもない春の夜の朧月夜ほど綺麗なものはない。)

こちらの額は、
Sugaougi to rupaint Oborozukiyo 2
店内にかざってあるサンプルの「タオルふっくら額装」につかわれている額を、直感で選ばれたとのことです。
彫刻が施された、いぶし金の周りをスッキリとした黒で囲った額で、華やかさと清楚さを兼ね備えた品格を感じられます。

スエードレッドのマットが、優美なお作品と額をよく引き合わせています。


Sugaougi to rupaint Oborozukiyo 3


Sugaougi to rupaint Oborozukiyo 4

風情のあるお作品に、しみじみと物思いにふけってしまいます。


S様、この度は時空をこえるような素敵なトールペイントの額装を誠にありがとうございました。
雅な気分を味わえました。